歯 の 噛み 合わせ 治し 方 割り箸

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九 蛇 海賊 団 船

!」 「やかましいわ、助十郎!それこそ、儂が言ったように、報告を聞いても怒りはせなんだったろうが……そもそも、あのころは「後見様が生きてお出でならば」が枕詞であったが……」 そうか、吉法師からは聞いていたが、この二人は俺が死んですぐに日本を飛び出したんだっけかな? しかし、太平洋側だけじゃなく大西洋側も海賊討伐してきたのかよ……。 マゼラン海峡をクリッパーで乗り切るとか、……利益たちも大したもんだよ。 「しかし海賊共か……日ノ本では当家に喧嘩を売るような海賊など消えて久しいものだが、何じゃ?新大陸?そっちの方では海賊がそんなに元気なのか?」 「ええ、元気だった……というところですな。自分の手柄を話すのもこそばゆいですが、儂らが討伐した海賊船団は十を越えましたからな。そのどれもがガレオンやらの大型船を旗艦とした大きな海賊団でしたな。……一番手ごわかったのは……なんじゃったっけ?あのイギリスの?」 「アルベルト卿のおじさまが大層喜ばれたアレですよ。「イギリスの大提督に俺はなる!」だとか戯言を首を落とされる寸前まで騒いで、切腹を最後まで拒否した卑怯者……」 「……ドレイク。フランシス・ドレイクだ。……それにお船よ、切腹はどうやら、我ら日ノ本の武士だけの作法のようだからな。そう批難してやるな……まぁ、実際にあの男の所業は畜生にも劣る屑のものであったがな」 おっと、ドレイク船長は史実通りのインディオ虐殺にスペイン軍襲撃を繰り返していたのか? 詳しいところはわからないけど、多分、前々世世界のドレイクの世界一周はもうちょっと後だったような?まぁ、レパント後のヨーロッパ世界は勿来に入って来る情勢を聞くだけでもだいぶ違ってきているみたいだからな。ドレイクの行動が数年ずれることだってありそうなもんか。 「しかし、それだけの戦闘をこなしてきたということは……船はぶじだったのか?武器弾薬は足りたのか?」 四貫砲とか線条砲、ミニエー弾なんかは、まだ当家だけの技術のはずだからな。 戦闘をこなしたら、補給しなきゃいけないだろうし……アメリカ大陸でそれが可能なのかな?

イギリスがそうなるとフランスもどうなるんだろうね。 ユグノー戦争は起きてはいるようだけど、この世界ではカトリック勢力が強すぎて大きな戦闘、虐殺を行うような緊張状態ではなかったようだけど……俺が死んでいる間になんか変わったかな? 変わってなかったら、もしかしたらアンリ四世の登極によるブルボン朝開始は遠のきそうだよね。けど、ヴァロワ朝が続くのかな?……う~む、ユグノー戦争の流れ如何では、今回は逆にハプスブルグがフランス王となる未来もあるかも知れないか……?ようわからんけど。 「ともあれ、無事にもどってきてくれて嬉しいぞ!……で、堺の出資者にはどう配当をわたすんだ?」 「「!!! !」」 おや?何やら微妙な地雷を踏んだのかな?

?」 なんだ?離島の者か? しかし、人が住んでるような離島から、果たして泳ぎ切れるものなのか? 「ああ、その男の申すには伊豆は大島の出身で、剣術修行がしたくて関東に、伊東に泳ぎ着いたと伊織様に仕官を願い出たらしい。伊織様としては、そこまで腕に自信があるならと、伊藤家領内の鹿島神宮を巡るが良いとおっしゃたようでな。鎌倉、古河と来て今は棚倉の鹿島神宮におられるらしいぞ?嘘か真か、杜若様、千代様、美月様からは一本を獲れる腕前ではあるそうだぞ?」 「ほう……お三人様もそのような流れ者に一本を取られるなどとは……これは即座にでも修行のし直しをして差し上げなければなりませぬな!」 輝様、上様、儂の三人は別格だとは言え、後見様の上の娘三人はかなりの腕をお持ちだ。 その三人様から一本とは、話だけでも大した男ではあるのであろうが……伊藤家、塚原様の伝えた技を継ぐものとして、そのような輩は鼻っ柱を折ってやらねばならんな。 まずは枝の一振りで足腰絶たなくなるまで打ち据えてやるか……。 けっして、輝様と上様に儂がやられたことへの意趣返しではないぞ! 「……それは結構で、俺からもたのんだことではあるが、まずは吉法師の命をこなしてからだ!」 あ、はい。 わかりもうした。 慶次さん、アメリカ大陸でドレイク船長を討ち果たした模様です。 「無辜の民をさしたる意味もなく……成敗っ!」 と、やったのかやらなかったのか、とにかく新大陸の海賊掃除に従事していた模様です。 海賊の貯め込んだお宝やら船等々、思いっきりかっぱらって、サンタクルス侯爵家やら黒姫様やらを大喜びさせたとかしなかったとか……。 そして、次代を飛び越えた様々な技術が、欧州には逆輸入されている模様。 彼の地もいったいどういう影響を受けることとなるやら……。 あ、もしかしたら新キャラが次話辺りで顔を出すかも?……流動的です。はい。 それでは、今後ともよろしくお願いいたします。 m(_ _)m