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『チコちゃんに叱られる』で「人一倍」がなぜ一倍なのか解説。明治時代以前は違和感のない言葉だった 5日に放送された『 チコちゃんに叱られる!! 』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「「『人一倍』はなぜ『人二倍』と言わないの」が話題となっている。「1倍では他の人と同じでは?」という違和感を覚える人もいるのではないだろうか。チコちゃんが一倍について詳しく教えてくれた。 ■「昔は『一倍』が『二倍』だったから」 気になるチコちゃんの回答は、「昔は『一倍』が『二倍』だったから」という。現在と異なる日本語の使われ方をしていたようだ。 明治の初期頃までは一倍が「×2」の意味だった。例えば、「りんご一個の一倍」と言われれば今はりんご一個を指すが、当時はりんご二個を表現していた。 言葉ができたころの意味で考えると「人一倍」は人より「×2分」という意味になる。さらに、明治以前は「層倍」という言葉も。一層倍は「×1」の意味、二層倍は「×2」といった具合で使われていた。 関連記事: 春一番はもともと「死を招く風」だった チコちゃんがその発祥の地に迫る ■西洋文化の流入 時代が進むと西洋文化が日本に流入し、二倍が「×2」という文化に少しずつ変化。しかし、当時の人もこれには困惑したようだ。 明治8年以降は一倍という表記が禁止され、無理やり変革していったという。明治以前の名残から「人一倍」という言葉はそのまま使われ続けたと解説した。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに。今回ピックする言葉は、「人一倍」。 「人一倍」って正しく使える? 後輩から「今回のプレゼン、密かに自信があるんです。準備は、 人一倍頑張りましたから! 」と言われたら、日本語の表現に違和感がある? それとも正しい日本語を使っていると感じる? 「人一倍」は、ビジネス上の会話でも使われる言葉だけに、正しい意味を知っておきたい! 【問題】 「試験前には人一倍がんばった」あなたは、どちらの意味で使いますか? 1. 人並みに 2. 人よりいっそう 正解は…? (c) (c) 「一倍」(いちばい)と書くと、「かける1」、つまり人と同じくらいなのか…!? と思う人もいるかもしれません。しかし、「一倍」には、「かける1」という意味の他、「かける2」(ある数量にそれと同じだけのものを加えた数量)という意味もあります。 つまり、「人一倍」という言葉は、「人よりいっそう」という意味になるのです。 【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では90%が正解していました(2018年8月29日現在)。 いち‐ばい【一倍】 (1)ある数量に1を掛けること。また、1を掛けた数量。同じ数量。 (2)ある数を二つ合わせること。2倍。 (3)他よりも数量・程度が大きいこと。副詞的にも用いる。いっそう。「一倍深刻に考えるたちだ」「人一倍努力する」 (ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より) 【もっとことばの達人になりたいときは!】 ▶︎ ことばの総泉挙/デジタル大辞泉 初出:しごとなでしこ