トマトのお尻が黒く腐ってきた！（尻腐れ病） | 園芸好き必見！有機野菜の栽培方法について語りませんか？

Monday, 8 July 2024

梅雨から梅雨明けにかけて出始めるのがトマトやナス類の尻腐れ病です。尻腐れ病とは? 尻腐れ病は、野菜や果物の果実の先端部分が黒くなって腐ってしまう症状のことをいいます。尻腐れ病は病原菌による病気ではなくカルシウム不足による生理障害です。したがってカルシウムを補給すれば防げます。ではカルシウム資材なら何でもよいのか? 尻腐病の症状と対策. 手っ取り早く、苦土石灰は? いやいや、それは定植前の土作りの段階ならば固形の石灰類でもいいですが、すでに着果している状態では固形のカルシウム資材では間に合いません。そもそも固形のカルシウムは不溶性で吸収しにくいのです。ここは水溶性のカルシウム資材を潅水あるいは葉面散布するのが効果的です。おススメは硝酸カルシウムです。硝酸カルシウムは水に溶かして使いますが、水溶性のカルシウムなので植物に速攻で吸収され、効果はてきめんです。ぜひお試しください。硝酸カルシウム速効性・硝酸カルシウム(硝酸石灰)【1kg】なお、こういった肥料水に溶かすなどなかなか使い方が面倒ですが、普通肥料のように散布放置して使える粒状のものもあります。それがこれです。ハイコントロールスーパーショウカル(11-0-0-Ca 20)【10kg】肥効140日タイプこれは硝酸カルシウム2水塩を被覆して、徐々に溶出するように作られた肥料です。カルシウム切れの心配が無い、省力かつ、お気楽肥料ですのでおススメです。今から撒いておけば140日肥効が続きますので10月まで手間いらず。ぜひ使ってみてください。 Follow me!

尻腐病の症状と対策
トマトのお尻が黒く腐ってきた！（尻腐れ病） | 園芸好き必見！有機野菜の栽培方法について語りませんか？

尻腐病の症状と対策

トマトの尻腐れについて、その原因と予防・対策について解説します。尻腐れは裂果(実割れ)と並んでよく見る現象で、どちらも実に起きてしまうので非常にやっかいですよね。毎年出てしまうという方や、今まさに出ているという方はしっかり対策をしていきましょう! トマトのお尻が黒く腐ってきた！（尻腐れ病） | 園芸好き必見！有機野菜の栽培方法について語りませんか？. トマトが尻腐れになる原因そもそもトマトの尻腐れとはなんなのか? 実が気持ち悪く変色するので病気だと思われがちですが、あれは厳密に言うと生理障害です。発生してしまった実はもう治りません。原因は様々ですが、主にカルシウム不足または何らかの理由によってカルシウムを吸収できない状態なることによって起こります。要はトマトの実にカルシウムが供給されないと出やすいということです。ではそのカルシウム不足、また吸収できない原因について見ていきましょう。 ●土の中にカルシウムが少ないまずは、そもそも土の中にカルシウムが少ないという状態。畑に野菜を植える前には堆肥や肥料とともに石灰を撒くのが一般的です。ご存知のように石灰散布はpH調整という主目的があるわけですが、特にトマトにとってはカルシウム補給という意味でも重要な役割を担っています。トマトの植え付け前には石灰を忘れずに与えておきましょう。もし入れ忘れた場合は栽培途中でも良いので、以下で見ていく対策としてのカルシウム補給を行なってください。 ●窒素が多すぎてカルシウムを吸収できていない次に、窒素と拮抗してカルシウムが吸収できないという状態。土の中に窒素が多いと、たとえカルシウムが十分残っていたとしてもトマトが上手く吸収できません。窒素が多いと、具体的にトマトはどうなるでしょうか? いわゆる「暴れる」状態になり、茎や葉ばかりが茂ってあまり実がならなくなります。暴れすぎて実がならないと尻腐れどころではないので、トマトは肥料(元肥)は控えめにしておくのが基本です。もし暴れてしまった時は窒素肥料の追肥は控え、リン酸やカリとともに以下で見ていく葉面散布でカルシウムを補給してあげましょう。 ●水分が多すぎたり少なすぎたりしてカルシウムを吸収できていないまた、水分の過不足によるストレスでもカルシウムは上手く吸収されません。雨が多すぎたり、少なすぎたりする場合は臨機応変に水やりを加減してください。トマトの尻腐れの予防と対策では尻腐れを出さないために、また出てしまってからでもその上の段の実から出さないために予防と対策を施しておきましょう。ここでは大きく分けて3つの方法を紹介します。 ●植え付け前は石灰を与えておく上でも書きましたが、植え付け前は石灰を与えておきましょう。トマトのpHは6.