企業によって勘定科目の名称が異なることも
「この名前を使わなくてはならない」というルールは、勘定科目には無いんですね😊
企業ごとに、内容をきちんと表せる勘定科目名を選んでいるのです。
仕訳と決算書では使われる勘定科目が異なることも
たとえば、
為替差益(収益)と為替差損(費用)の金額を相殺した上で決算書に表示したり、
受取手形(資産)と売掛金(資産)を「受取手形及び売掛金」と1つにまとめて表示したりします。
さらに、
決算書は、仕訳で使う勘定科目をベースにして作られるものの、
決算書にまとめ上げる過程で勘定科目の集約や名称変更などが行われているのです✨
まとめ
1.決算書の 5グループ (資産・負債・純資産・収益・費用) を、 項目ごとに詳しく表した名称 のことを 勘定科目 という。
2.5グループをより具体的に言い表した勘定科目を使うことで、 企業の活動の実態 が見えやすくなる。
3.決算書に表示する上では、仕訳で使われていた勘定科目を集約したり名称を変更したりすることがある。
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有償支給の仕訳や勘定科目をわかりやすく!収益認識会計基準を簡単に
各要素が増えたか減ったかを考える(ホームポジションの決定)
次に、それぞれの5要素が増えたのか減ったのかを考えます。この取引では、資産である現金を引き渡し、同じく資産である車を受け取ります。
Step 3. 適当な勘定科目にあてはめる(勘定と金額の決定)
最後に、それぞれに適当な勘定科目を当てはめれば、仕訳の完成です! 教科書的な説明では、この3つのステップは1から3にかけて順番に考えないといけないように思いますが、慣れてくれば同時に考えるようになります。
「現金(資産)」勘定をベースにそれが増えたのか減ったのか(または将来増えるのか減るのか)を考えることが仕訳を作るポイントです。どんな仕訳もまずは、現金に注目しましょう。
おわりに
仕訳と仕訳の作り方について、解説してきました。
仕訳は最初慣れるまで、少しだけ時間がかかります。
それはお茶の作法を覚えるようなものなので、練習問題をいくつかこなせばだれでもできるようになるものです。
以下については、別の記事で解説します。
本記事では、自著の「 【会計・簿記入門編】読まないで会計思考を身に付ける方法: Accounting Pictures Book 」の 「Part1 会計の基礎知識」 部分をご紹介しています。
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仕訳王 | 勘定科目と仕訳(経理と会計処理)をわかりやすく解説。どのような取引も適切な勘定科目と仕訳にします。できるだけシンプルな勘定科目と仕訳になるようにしています。
「外注先との有償支給の仕訳は、収益認識に関する会計基準でどうなる?」を詳しく解説した動画です。今回は、収益認識会計基準での有償支給の勘定科目の考え方や、買戻し義務についてわかりやすく簡単に解説します。
有償支給の仕訳や勘定科目をわかりやすく!収益認識会計基準を簡単に
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もくじ
まず最初に有償支給の取引の全体像を紹介します。
その上で「収益認識」を検討する上での検討ポイントを明らかにします。
そして、検討ポイントを具体的に詳しく見ていきます。
最後に、収益認識会計基準で求められる会計処理を、検討ポイント別に見ていきます。
有償支給取引の全体像
製品を作るときに、外注先を利用することがあります。
そのときに外注先へ部材を供給しますが、それを「売った形にする」のと、「所有権を当社に残したまま」にする2つの方法があります。
「売った形にする」のを有償支給、「所有権を当社に残したままにする」のを無償支給といいます。
今回取り上げるのは「有償支給」ですが、外注先に仕入れ値を知られるのを防ぐために利益をつけて支給することがあります。
但し加工してもらっているだけなので、売って終わりではなく、買い戻す前提で売るのです。
ですので、有償支給の検討ポイントは3つです。
①-②の利益はどうする? ②は売上なの? 勘定科目とは?分類の仕方や仕訳方法について解説! | 企業のお金とテクノロジーをつなぐメディア「Finance&Robotic」. ②棚卸資産は当社の帳簿から消えるの? 収益認識会計基準で問題になるのは? – 全体像
では、収益認識会計基準での検討ポイントを具体的に詳しく見ていきます。
なお、金額をつけたほうがわかりやすいと思うので、それぞれこんな感じにしておきます
問題点の1つ目が、「買い戻す前提の部材は当社/外注先どっちの棚卸しし資産?」という点です。
問題点の2つ目が、「そもそも製造作業の一環の取引なら、売上になるのはおかしいのではないか?」という点です。
問題点の3つ目が、「外注に出した時点でのせた利益を損益計算書に載せるの?」という点です。
それぞれ、次のスライドで見ていきます。
収益認識会計基準で問題になるのは? – ①棚卸資産②売上
収益認識会計基準での詳しい取り扱いは、2枚後のスライドで触れるので、ここから2枚のスライドでは、「考え方の大まかな方向性」を紹介します。
まず問題点の1つ目ですが、「当社のコントロールが及ばない状態であれば、棚卸資産は帳簿から消す」つまり「外注先の棚卸資産」という会計処理をします。
問題点の2つ目は、「売り上げは使わない。つまり、経済実態が製品・商品の販売じゃなくて部材の供給なら製品販売の成果である売上は使わない」という会計処理をします。
収益認識会計基準で問題になるのは?
勘定科目とは?分類の仕方や仕訳方法について解説! | 企業のお金とテクノロジーをつなぐメディア「Finance&Amp;Robotic」
小売業などでは商品を仕入れて、その商品をお客様に販売します。
普段何気なく使われている商品という言葉ですが、簿記ではどのように使われているのでしょうか?
「経費精算の申請があったけど、どの勘定科目を使うべきか判断が付かない」
多くの経理の人が悩む問題ですよね。
この記事では、経費精算で使用されることが多い以下の7つの勘定科目について、事例や仕訳の例を交えて解説します。
旅費・交通費
交際費
会議費
福利厚生費
消耗品費
新聞図書費
雑費
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筆者は東証一部上場企業の経理部で働いてきました。
経費精算の担当者として伝票を起票したり、承認したりしてきた経験があります。
そちらの経験も合わせて解説しますので、皆様の参考になるかと思います。
勘定科目とは何か
勘定科目とは、会社の経済活動を記録するための分類項目のこと です。
家計簿で考えるとわかりやすいですね。
手元から現金が出ていくものは全て「費用」でも良いですが、明細がわからないと、今月は何の支払いが多かったのかわかりません。
そこで、費用の中に以下のような項目を持たせて管理します。
これらひとつひとつが「勘定科目」です。
家計簿で考える勘定科目の例
・食費
・通信費
・交通費
・おこずかい
企業では家計簿よりも厳密に勘定科目の定義を定め、これに使ったら〇〇費と決められています。
経費精算でよく使う7つの勘定科目の意味・仕訳方法を解説
この章では、経費精算で最もよく使用される以下の勘定科目7つを、仕訳方法や具体例を交えて紹介していきます。
経費精算で使用される勘定科目1. 旅費・交通費
旅費交通費とは、会社の業務で移動にかかった交通費や宿泊代のこと です。
従業員が立て替えて、あとで申告に基づいて精算されることが多いです。従業員が不正に申告したり、不平等が生じたりしないように、会社の規定で定められた基準に基づいて立て替え代が支給されます。
また、伝票には領収書の添付が必要です。
旅費・交通費の例
・電車・バス運賃やガソリン代
・飛行機代
・ホテルや旅館の宿泊代
・出張中にかかった昼食代等
出張手当も旅費交通費に含めて処理している会社も多く、規定通りであればこういった処理も問題はありません。
旅費・交通費の仕訳例
従業員が出張の際に立て替えていた以下の費用が申請されたため現金で支給した。
・飛行機代 50, 000円
・宿泊代 10, 000円
【仕訳】
旅費・交通費 60, 000円 / 現 金 60, 000円
旅費交通費と交通費の違いは?該当するものは何?
売上の対価として将来的に金銭を受け取る権利、売掛債権のことです。詳しくは こちら をご覧ください。 回収時の仕訳方法は? 売掛金が回収できたときに、消込処理を行います。詳しくは こちら をご覧ください。 未回収(回収不能)の時の仕訳方法は? 貸倒の仕訳を行います。詳しくは こちら をご覧ください。 ※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。 経理初心者も使いやすい会計ソフトなら
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