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50歳というと、子育てもそろそろ落ち着いてくるころ。これまで子どもの教育資金や住宅ローンの支払いなどを優先してきたので、老後のための貯蓄ができていないという人は多いのではないでしょうか?
『100歳まで生きる場合の老後資金はどうやって貯めたらいいですか?』 私はファイナンシャルプランナーの業務を 10 年以上しておりますが、ここ最近 30 代の複数の方が、 100歳までの老後資金の貯め方を教えて下さい と相談されてきて驚きました。 100歳までと言わず、老後資金は一般的に 3, 000〜 5, 000 万円必要と言われています。 年金には 期待できず 、景気が良くなる傾向も 見えず 、更に預貯金では 増えず で、老後が不安…。老後資金をどう貯めたらいいか悩まれる方も多いかと思います。 しかしご安心ください! これからご紹介する『 毎月63, 333円を3つの方法で積み立てる 』で20年後に" 2, 654万円 "貯まる!が実現できるかもしれません。 (※運用期間20年間、利回り5%の場合) その方法がこれです。 毎月63, 333円で作る老後資金 ①年金保険で、10, 000円 ②つみたてNISAで、33, 333円 ③iDeCoで、23, 000円 合計:63, 333円 これら3つは、老後資金の貯め方を手助けしてくれる有利な制度をフル活用できるものです。 この有利な制度を正しく理解して使いこなすことができたのならば、あなたが目標とする老後資金を貯めることはそう難しくないかもしれません。 さぁ、老後資金づくりを今日から、今この時から始めていきましょう! 1 老後資金に有利な税制 3選 ~月々 63, 333 円の使い道~ 老後資金は"有利な税制"が使える 3つの方法で積み立てていくことをお勧めします 。 ※3つの方法、かつこの金額に分けることで、有利な税制をフル活用することができます(詳しくは後述) ①年金保険で10, 000円 ②つみたてNISAで33, 333円 ③iDeCoで23, 000円 合計:63, 333円 毎月63, 333円の積立で、運用期間20年間、利回り5%であれば、2, 654万貯まることになります。 1-1 月々 63, 333 円を20年間積立運用すると「2, 614万円」!?
年金タイプの商品を利用して自動的に受け取れる仕組みを構築 ところで、 前回の記事 でご紹介した通り、私は保険と不動産投資の二本立てで老後資金の準備をしています。保険に関しては、複数本の個人年金保険と国民年金基金に加入。受け取り方としては、60歳以降、公的年金が受け取れるまでの空白期間(65歳になるまで)は年金を手厚く受け取れるように設計してあり、公的年金が受け取れるようになってからも、公的年金の上乗せ資金を確保しています。 個人年金保険のメリットは、 一定年齢になると自動的に、保険金を分割して受け取れる こと。分割して受け取れれば、どの銘柄を、いくら売却するかなどについて悩む必要がありません。年金では不足がちの老後の生活費を自動的に確保できるので、生活設計も立てやすくなります。また保険会社の規定の範囲にはなりますが、受け取り開始年齢を遅らせたり、年金の受け取り期間を変えられるのも便利です。 2-1. 個人年金タイプの商品は、税制面での負担増に気を付ける必要がある 個人年金保険は、自動的に受け取れる便利さがある一方で、注意点もあります。大きな注意点は、税金面。公的年金と個人年金保険は、どちらも「雑所得」として申告をしなければならないからです。 たとえば我が家では、65歳になるまでは公的年金が1円も受け取れないので、64歳までは雑所得の控除額(65歳未満60万円※)をまるまる使えますが、65歳になって公的年金を受け取るようになると、公的年金と個人年金保険を合算するため、公的年金控除(65歳以上最低110万円 ※)を超えてしまいます。 個人年金保険では、支払った保険料がある程度は経費と認められるものの、個人年金保険から年金を受け取ると、所得税や住民税、そして住民税額に比例する国民健康保険料や公的介護保険料までアップする可能性があるのです。個人年金保険に加入する際には、受け取れる年金額だけではなく、負担増になる税金分や増税によって比例して増える国民健康保険料や公的介護保険料にも気を配る必要があります。 公的年金以外の所得が1000万円以下の場合 そこで私は 増税の影響を抑えるために、財形年金貯蓄も利用 しています。財形年金貯蓄は老後資金を貯めるために利用する仕組みで、550万円になるまでに発生した利子は非課税になる特典を持っています。550万円を超えると金融商品と同じように20.
掲載日時:2020/07/22 「老後資金はいくら必要ですか?」というご質問は、ファイナンシャルプランナーになってから、最も多く受けた質問になります。 もともと日本人は、老後資金への関心が高いことに加え、《人生100年時代》という課題が上乗せされました。老後資金に対する関心が高まるのは、自然な流れといえるでしょう。 また2020年前半から始まった新型コロナウイルス感染症の影響によって、少なからず今後の家計管理や老後資金の準備法について、考えさせられるようになりました。収入や資産が減ったご家庭の中には、老後資金の準備方法を見直さなければならないケースもあると思います。ウイズコロナの時代を生き抜き、安心して老後生活を送るためには、老後資金をどのように準備していけばいいのかを考えます。 1.