#2 膵嚢胞性疾患
予後不良なものとしては、主膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍、粘液性嚢胞腫瘍あたり。
合う点>画像所見が我々の手元にないから捨てきれないところ(笑)。
合わない点>IPMNの好発は高齢男性、MCNの好発は中年女性。 #3 慢性膵炎
合う点>膵疾患であるところ(笑)
合わない点>アルコールも胆石も関係なさそう。女性だし特発性だと良心的に解釈しても、この年齢と経過で非代償期まで進行しているとは考えづらい。 #4 自己免疫性膵炎
合う点>ステロイドによる治療がうまくいっていて症状が抑えられているとすれば、元気そうにしているヒロイン像とは矛盾しない。苦しいか。笑
合わない点>治療開始しているならばすぐに死ぬ病気ではない。
……他にもあるのかもしれないけど、よくある疾患の典型例では決してないことは明らか。そもそもそんな病気あるの?という疑問が拭えません。先天性の疾患になんかあったりするのかね。身体疾患がはっきりしなければ精神科疾患を考え始める、までありえる。 【結論】キミスイの疾患、ぼくには分かりません
ギブアップです。どなたかご教示お願いいたします。
(本当はこんな暇なブログ書いていないでレポート仕上げないといけない人(笑))
- 君の膵臓を食べたい(キミスイ)桜良の病名は?病院や病気の原因についても | 動画配信.com
君の膵臓を食べたい(キミスイ)桜良の病名は?病院や病気の原因についても | 動画配信.Com
累計260万部以上のベストセラー小説「君の膵臓を食べたい」。 キミスイの愛称で親しまれたこの作品は、2017年7月28日には全国ロードショーで公開されました。 観客動員数も着々と伸ばしており、小説・映画ともに大ヒット作品になりそうですね。 映画を鑑賞すると主人の山内桜良(演:浜辺美波)は常に明るく前向きで、「僕」(演:北村匠海)にちょっかいを出してきます。 恋愛とはまた違う2人の距離感に心温る人は多かったのではないでしょうか。 さて、最終的に桜良は亡くなってしまうのですが、桜良はどんな病気を患ったのでしょうか。 映画・小説ともに病名が出ているところはなかったと記憶しています。 また、桜良が通う病院はどこなのでしょうか。 気になったので調べてみることにしました! 君の膵臓を食べたい(キミスイ)のあらすじは?
というのは医学生であろうとなかろうと気になることかと思います。因みにわたくしもド文系の母に「これって何ていう病気なの?」と聞かれ「分からん」と答えました。笑
文学作品への冒瀆のような気もするけれど、ここはひとつ推理を始めてみようかと。
まず最初の「突っ込みどころ」としては、 膵疾患ってそんなに若い人がなるの? っていうことです。例えば、日本膵臓学会が最近出してた論文をチラ見してみると、膵臓癌の若い患者群は40歳未満(※)に設定されていました。しかも3万超えの症例数のうち、40歳未満は1. 5%に過ぎません。女子高生の膵臓癌の症例とか超激レアに違いありません。超激レアだからこそ小説になる、っていうのはあるかもしれないけど。
※Clinicopathological Characteristics of Young Patients With Pancreatic Cancer: An Analysis of Data From Pancreatic Cancer Registry of Japan Pancreas ncreas. 2016 May 11. さておきまずは患者である「君の膵臓をたべたい」のヒロインを簡単にプレゼンテーション。
17歳女性
【主訴】「私は、あと数年で死んじゃう。(p. 18)」身体的症状については特に記載なし。
【現病歴】
13~15歳時にある膵疾患を指摘され、「余命数年」とかかりつけ医より説明を受け通院中である。「ちょっと前まで判明した時にはほとんどの人がすぐ死んじゃう病気の王様だった。」と本人は自身の抱える疾患について認識しており、現在は病について受け容れられている様子である。症状の訴えは特になく、定期通院で治療継続でフォローされている。ただし治療の内容に関しては不明。
【既往歴】
糖尿病合併? 「リュックの中には、数本の注射器と、見たこともない量の錠剤、使用法の分からない検査機器」(p. 106)
「数本の注射器」とは、インスリン自己注射のことか。
「見たこともない量の錠剤」とは、旅行のために大目に持っていただけか。
「使用法の分からない検査機器」は筆者には見当つかずだが、簡易血糖測定キット?