歯 の 噛み 合わせ 治し 方 割り箸
2017年7月7日(事故から2年と95日) vol. 18 キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第5章~ 皆さん こんばんは。 さて、今日はタイトルのように、 「障がい者の『権利』と『責任』」というテーマで考えてみたいと思います。 ずっとこの話を書きたかったのですが、ちょっとバタバタで書けていなかったので、 せっかくなので先日話題になったバニラエアのニュースを題材にして考えてみたいと思います。 そのニュースというのが、コチラですね。 皆さんは、どう思いますか?
1988年生まれ。大学1年生のときにアメリカンフットボールの試合中の事故で首を骨折し車椅子生活となる。その後、アメフトのコーチを6年間経験し、現在は、大学教員としてスポーツ心理学の研究とアスリートのメンタルトレーニングを実践しつつ、YouTubeチャンネル「suisui-Project」で車椅子ユーザーのライフスタイルを発信している。
(カテゴリー) インタビュー (この記事について) 障害者の性への理解を訴える活動家・熊篠慶彦さんが自身の実話に基づく映画『パーフェクト・レボリューション』を主演のリリー・フランキーさんと語る。 (更新日) 2017年09月20日 障害者=聖人君子というイメージは日本独特なもの? リリー・フランキー(以下、リリー) :熊篠はすごくいい奴ですけど、健常者に根性が悪い奴がいるのと同じように、根性の悪い障害者もいて当たり前。でも、なぜか車椅子に乗ってる人はみんなおとなしくて心が清らかで絵が上手、みたいな認識が世間にある。それって健常者が作った架空の障害者のイメージですよね。これは日本独特の感覚なんじゃないですかね。 熊篠慶彦(以下、熊篠) :そうですね。外国だと、当事者は介助する周りの人たちの顔色を伺わないですよね。権利は権利としてきちんと口に出して主張するし、ニーズはニーズとして主張するので。支援する側も、たとえば医療系とか介護系の専門職の人はニーズに対してどう対応すればいいかと頭をひねりますし。 リリー :日本人だと言いづらいというのもあるだろうし、主張したとしても介助してる人にそんなはずじゃなかったのにというリアクションをされると、障害者が障害者という架空のイメージを演じなきゃいけなくなっちゃう。「いつも介助してくれてお世話になっております」、向こうも「お手伝いしております」というなかで、「実はすっごいセックスがしたいんだけど、どうしたらいいと思う? 」と聞くことはセクハラとも受け止められかねない。 熊篠 :(笑)。 リリー・フランキーさん(左)と熊篠慶彦さん(右)。 リリー :日本人のメンタリティとしては、もう一人、間に入っていたほうがいい。それを熊篠がやるしかない。全ての介助の人と障害者の間で熊篠がアイコンになって、「私たちは恋愛もしたいし、セックスもしたいという当たり前の気持ちを持っているんだ」と声高にしなきゃいけない。熊篠の活動を障害者の人たちは100%いいと思ってないわけで、そんなに性欲があるってことを主張されても困るという人もいるんですよ。 熊篠 :まぁ、そうですね。 リリー :それを声高にしていくことはどういうことかというと、「健常者の人たち、もうちょっとちゃんとしてください」と言われてるということなんです。前に、精神病院のレクリエーションで絵を教えたことがあって、先生が患者さんの絵を見せて「いいでしょう?