歯 の 噛み 合わせ 治し 方 割り箸
「ママ顔おっきいね。いっちゃん2歳になったから、もっともっと2歳になったらママみたいに顔おっきくなるねー?」 これは、当時2歳だった息子の一言。一瞬、顔がでかいとディスられたのかと思いましたがそうではありません。 「今のって、この子に"過去と未来"という概念が備わったということでは?」 1歳から2歳になり、2歳にはその先があると理解している。 「昨日まで点の現在しかなかったのに…」と驚き、感慨深くなったと同時にふと気づきました。点の現在しかなかった生き物に、私は何度「おやつはあとでね、あとで」「公園は明日だよ」と理解できなかったであろう発言を押し付けてきたのかと。 普段、広告を作る時には「消費者の視点に立って」「ターゲットの立場だと」などと偉そうに言っているくせに、親としての自分は幼児がどう感じているか、脳内がどうなっているかなんて知ろうともしてきませんでした。 「いや、まだ遅くない。知りたい」 当事者視点に立ってこどもを理解できれば、こどもに無理を強いることも減るのでは?こどもに対してイライラしたりカッとならずに済んだり、社会とこどもの関係ももっと良くできるのでは?
開先生自らが、試作品をチェックしてくれました! 開先生がベイビーヘッドを体感 開先生:重いね~、これ何キロあるの? ちょっと被ってみたい! 沓掛さん:現状では1. 5kgです。計算では21kgになるんですが、被るには危ないので。 開先生が、ベイビーヘッドを体験! 体感した感想は? 関先生:なるほど! これは被らないと分からないね。 乳児がベランダから落ちてしまったという悲しいニュースも、この大きな頭を付けたことによって、これは落ちるかもって思ったよ。 今までは、知識として赤ちゃんは大人の3~5倍の重さと認識はしていたけれど、このベイビーヘッドを体感すると、 赤ちゃんが寝返りすることや立つという動作も相当なバランスが必要だ! っていうことも実感するねー。 「ベイビーヘッドについて」の「こどもの視点ラボ」詳細記事は こちら>> 2歳の手のひらを大人が体感 皆さんは、こどもが飲み物をこぼしたとき「もう、また!」と怒ってしまった経験はありませんか? こどもが見たカップと牛乳のサイズは? 沓掛さんは、2歳のこどもの比率にして食卓のものを並べたら、ものすごい大きいのでは?と思ったそう。そこで……。 沓掛さん:こんなものも用意しました。大人が2歳児の手のひらになってみたら?と考えたコップと牛乳です。 開先生:おー。え、こんなに大きいの?笑 沓掛さん:通常のカップや牛乳と比べると、こんなに違います。まだ握力の弱いこどもがカップを持つのは、けっこう大変!ということが分かりました。 開先生: これは面白いね! これで飲んでみろと言われたら、大人もうまく飲めないよね。口からダラーと出てしまっても、こどもを怒らないであげてね! 石田さん:本当ですね。カップには液体がタポタポに入っているから、難しいですよね。 2歳児の手のひらを10㎝、大人の手のひらを18. 3㎝として計算したそう 沓掛さん:注ぐのも難しいですよね。 「2歳の手のひらを大人が体感」した「こどもの視点ラボ」詳細記事は こちら>> こどもの視点を知ろう 今回の取材を通して、子育ては、大人の視点でするのではなく、こどもの視点で接することがいかに重要か気づかされました。 「こどもを知るために、こどもになってみる」このコンセプトを元に「こどもの視点ラボ」はこれからも赤ちゃんのことを研究していくそう。HugKumも引き続き応援していきたいと思います。 「こどもの視点ラボ」コンセプトムービーは こちら>> 文・構成/HugKum編集部
(笑) (次回「2歳児になって牛乳いれてみた」につづく) 右から東京大学大学院 開一夫教授、電通・石田文子氏、電通・沓掛光宏氏(インタビュー撮影:鬼丸隼人氏)