歯 の 噛み 合わせ 治し 方 割り箸
公開日:2021/01/19 最終更新日:2021/02/01 2020年のコロナ禍により、在宅ワークが増えました。 家で椅子に座りパソコンに向かってカタカタ…あれ、なんか腰が重いな。 あれ、だんだん痛くなってきた! とお困りの方も多いのではないでしょうか。 在宅ワークだけでなく、事務仕事の方なども椅子に長いこと座っているので腰痛に悩まされている方も少なくないはず。 重いものを持ったりしているわけではないのに、なぜ腰痛になるの? 腰が痛い!座りっぱなしのテレワークにつきものの腰痛。ストレッチでだめなら”コレ”です!. 原因や改善するための対策などをご紹介します。 座っているときの腰への負担は、立っている時の1. 4倍! パソコンを使ったりしていると背中が丸くなるから肩こりになるのはわかる気がします。 でも疲れたら座るし、立っているときよりも腰は楽になるんでしょ? …と思いますよね。 ところが、立っているときよりも腰への負担が4割もプラスされているのです。 これは立っているときは腰だけでなく、膝や股関節、膝へ負担が分散されているので座っている時よりも腰にかかる負担が少なくなるからです。 よって座っている時間が長いほど腰に負担がかかってしまいます。 ちなみに一番腰に負担がかからない体勢は横になっているときです。 仰向けの姿勢時の腰への負担は、立っている状態の2. 5割程度です。 座り方チェック あなたはどんな座り方でデスクワークをしていますか?
"腰こり"を改善させるには…… とくにステイホーム期間中は通勤などで出歩く時間が減りましたから、体を動かす機会も減って、腰痛が長引いている人もいるはずです。しかし、戸田医師によると、腰痛は早く対処しないと「痛みの悪循環」に陥り、慢性化してますます悪化してしまうそうです。戸田医師が解説します。 「知覚神経がとらえた痛みの情報が脊髄を通るときに、交感神経が刺激されます。交感神経は、目が覚めた時や興奮した時に働く神経で、この働きが亢進すると血管が収縮します。その結果、血管を通して運ばれる酸素が減り、筋肉のエネルギー源となるATPの供給量が減ります。それによって、筋肉のこりがますますひどくなり、痛みが強くなってしまうのです」 © そして、痛みが強くなると交感神経がさらに刺激され、血管が収縮して腰のこりがひどくなり、さらに痛みが強くなる……というサイクルに入っていき、やがてそこから脱出することができなくなります。こうして「痛みの悪循環」に陥ってしまうのです。 「腰痛を改善させるには、この悪循環を断ち切らねばなりません。そのために第一にすべきなのが、"腰こり"を改善させることなのです」(戸田医師) 1回1分の「ちょいトレ」とは? では、腰こりを改善させるには、どんなことをすればいいのでしょうか。戸田医師が提唱するのが、1回1分の「ちょいトレ」です。その一つである「腰割りねじりストレッチ」を紹介しましょう。 まず、立ったまま背筋を伸ばして足を外側に広げ、腰を3秒間ゆっくり落とします。この状態でひざを5回曲げ伸ばしして、腰割りを行います(15秒)。 次に、腰割りの姿勢のまま、片方の手で内股を押しながら、肩を内側に入れて腰をねじり、2秒数えます。これを左右10回ずつ行いましょう(計40秒)。この際、横から見ると背筋がななめ前に伸びるように意識してください。 このストレッチを、朝、昼、夕方の3回行うようにします。とくに、デスクワークをしている人は2時間に1回くらい、わずか55秒でいいので気分転換だと思って、この腰割りねじりストレッチを行ってください。腰痛を予防できるだけでなく、その後の作業もはかどると思います。
体を横に曲げられるようになるだけでも、背骨を動かす筋肉や体幹を支える筋肉が効率よく使われて、腰の負担が減ってきます。ぜひご活用ください。 新刊「 体が思い通りに動くバレエ整体 」では、他にも、日常のセルフケアから応用編まで幅広く使えるやり方を動画と一緒に紹介しています。 興味を持ってくれた方は、ぜひチェックしてください。 補足情報:体を横に曲げられるのが腰痛対策になる理由 ちなみに、補足情報として、なぜ腰のケアで体を横に倒す運動をするのかについてお話すると…。 体を横に曲げたりねじったりすることで、ヨコの腹筋や背筋、骨盤がブレないように支えるインナーマッスルなどに効率よくアプローチできます。 これらの筋肉は、背骨の動きの大部分に関係するので、体を横に曲げたりねじったりできるようにするのは、背骨の動きを効率よく良くするのにコスパがいいからなんです。 慢性腰痛のある方は、体がねじりづらくなる傾向(※1)があります。 体を横に曲げる動きと、体をねじる動きで使う筋肉はかぶってるものが多いので、横に曲げる力をアップさせることで慢性腰痛のセルフケアに活かせるんですね。 では、ここまで読んでいただきありがとうございました! また次回お会いしましょう。 【参考情報】 ※1:湯浅 敦智, 伊藤 俊一, 他、『体幹側屈筋力に関する基礎研究』、第43回日本理学療法学術大会、2008