歯 の 噛み 合わせ 治し 方 割り箸
その昔,秀知院のあるこの場所で,好きな姫を救うために心臓をささげた男の物語である。転じて,この文化祭で 「ハートのもの」 を相手に贈るということは,即ち 「愛の告白」 を意味するのであった! そして当然のように石上優はそのことを知らなかった! しかたがないね... 。最近までほとんど友達がいなかったからね... 。 というか,白銀御行も翼くんも,四条さんも(ついでに柏木さんも)通常の認識では「先輩」であって「友達」ではない。いちおう友達認定されてますから年上の友達ともいえるけれど。 子安つばめは考えたい 奉心伝説を理解しないまま渡した巨大な「ハートのクッキー」。 当然,子安先輩は驚くわけであります。 え,優くん,私のことそんな風に思っていたの? しかしまあ勘違いかもしれませんし。おすし。 一応問いただしてみた。 石上,公開告白なう 「これは僕の気持ちです」 告白だった! (←勘違い) 純粋に日ごろの気遣いのお礼と思って渡したハートのクッキー。告白じゃないよね?という念のための確認に対し,石上は「(日ごろのお礼をこめた)僕の気持ちです」と答え, 子安先輩は「告白」と勘違いしたのであった。 なるほど... 上手いなあ... 。 いや,ぶっちゃけ石上の場合「告白」そのものに難があったからね。奴が想いを伝えるにあたって その最大のハードルは石上優自身 である。 石上が思いつく告白と言えば,毎日花を贈って花の名前の頭文字をつなげると「ア・イ・シ・テ・ル」とか,自分の写真の入ったアルバムに「君を思っている」とかメッセージを入れるとか, ストーカーじみたものばかり でしたからね! 四宮さんがドン引きするくらいの。 ホラーじみた発想(94話より) しかし今,石上優は知らず知らずのうちに秀知院学園でごく一般的な仕様の告白に成功したのであった。なんだこの超ラッキーパンチ。石上は伊井野さんに邪魔されたことを感謝すると良い。 ていうか,問題は告白されたと思った子安先輩の この反応 ですよ。 あれ? あ, あれ? ソッコーでお断りかと思いきや,そんな迷惑そうでもないし。 赤面して 「凄く嬉しい」 とか言っていますし。おすし(2回目)。 え? 石上... わ, ワレ,勝つんか...? はてな ? いやね。子安先輩は今付き合っている人はいないはずですけれど,この文化祭で「創作ダンス」とやらをやることになっていたじゃないですか。奉心伝説の。てっきり, 「好きな人がいる」 という文脈だと思っていたんだけれどな。 でも「迷惑じゃない」「凄くうれしい」「ちょっと考えさせて!」という流れ的には,子安先輩的に優くんは 一発却下案件ではない ということである。これは石上優の想いを受け取ってもらえる可能性が微レ存... なのかしらん?
四宮かぐやの難題 ヒントはその様子をたまたま見てしまった藤原書記と白銀会長の会話にありそうである。 すごいメタ的に語ると,白銀的には石上が振られるようなことは 自身の告白にも影響する 。四宮さんも追悼モードとならば告白なんかして来ようもないし,また御行自らの告白も雰囲気的に難しいものになる。 白銀御行の文化祭 ぶっちゃけほぼ出来上がっている カップ ルである白銀・四宮コンビについては想いを伝えればそれでゴールである。そこに今更疑問は無い。であるならば,白銀的には当然石上の告白は成立してもらわなければならなくなる。 ここまでが漫画で描かれた話。 しかしですよ? 逆説的に考えれば,白銀とかぐやは この文化祭で告白を行うことは確定事項である。 告白の意思を見せた四宮かぐやはもちろん,そもそも御行自身が スタンフォード 行きを決めたことで残された時間をかぐやと「恋人」として過ごすためにはここで告白するしかないのである。 言うならば生徒会における二人の恋人の カップ ル成立を前提とするならば,物語的に石上は失恋してはならない。言い換えれば , 子安つばめ先輩と石上の カップ ルは成立するしかないのである。 それこそ,白銀・四宮 カップ ル成立の「前提条件」なのだから。 というのがメタ的な視点でのお話。 加えて気になったのが,今回の 白銀と藤原による石上会計分析 である。 石上の欠点= 自信のなさ という分析。 さては慧眼である 。 もっと自信を!