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消化管で吸収されて血液中に入る割合(バイオアベイラビリティー)が他の系統の経口抗菌薬に比べて低いことなどから、「経口第3世代セフェム=だいたいウンコ(DU)」という「DUの定理」が成り立つ――。2015年、国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志氏が日経メディカルOnline内のコラムで警鐘を鳴らした「経口第3世代セフェム」( 「だいたいウンコになる」抗菌薬にご用心!
9%の経口第三世代セファロスポリンが誤用である、という筆者の言葉は少しも誇張が入っていないのです。 では、経口セファロスポリンにはまったく使用価値がないかというと、そんなことはありません。古い第一世代、例えばセファレキシン(ケフレックス®など)を用いればよいのです。 セファレキシンはグラム陽性菌に(ほぼ)特化した抗菌薬ですから、皮膚軟部組織 感染 症(skin and soft tissue infection:SSTI)にも良い選択肢です。消化管からの吸収も極めてよいので、第三世代セフェムよりもはるかに経口薬として利点があります。偽膜性腸炎も起こしにくいです。 抗菌薬はできるだけ古く、そして狭い抗菌薬を優先するのが原則です。セファレキシンはまさにその代表格なのです。
0h)ため、第3セフェムで 唯一1日2回服用が可能 。 ドライシロップは 1日2~3回分割投与 だが、 錠剤は食後 。 空腹時より食後のほうが吸収良好。 セフェム系関連の記事