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春暁 孟浩然(しゅんぎょう もうこうねん) ■【中国語つき】漢詩の朗読を聴く ■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネルはこちら 春暁 孟浩然 春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少 春眠暁を覚えず、 処処に啼鳥を聞く。 夜来風雨の声、 花落つること知んぬ多少ぞ。 現代語訳 春の夜の眠りは心地よく、朝が来たのにも気づかなかった。 あちらでもこちらでも鳥が啼くのが聞こえる。 昨夜は一晩中、雨まじりの風が吹いていたが、 花はどれくらい散ってしまっただろうか。 解説 布団の中で花の散る心配をしているんです。 なんと世捨て人精神にあふれた詩でしょうか! きっとこの人は「ああ昨日のうちに花見をしておけばよかった。 昨夜の雨でだいぶ散っちゃったかなあ」なんて考えつつ、 ぜったい仕事になんか行かずに昼過ぎまで寝てると思います。 毎日会社に行って、バリバリ仕事して、立派な社会人である。 そういう人間からは、なかなか出ない詩だと思います。 作者猛浩然は、40歳すぎて初めて任官活動 を するも、科挙に合格せず、一生をぶらぶら過ごした人物です。 おそらくこの詩には、朝早くから役所に出勤して あくせく働いて、ごくろうさん、という 半分世捨て人。半分ひがみ感覚が入っているのでは ないでしょうか。 私はこの孟浩然「春暁」を思うとき、 教科書の香りを思い出しますね。 学生時代、学年が改まって新しい教科書を配布される。 その時にペラペラーとめくって、教科書の香りを かぎませんでしたか?
内容を簡単にまとめると 「 春眠暁を覚えず 」= 春の夜は眠り心地がいいので、つい寝過ごしてしまう。 「 語源 」= 春の眠りは、夜明けを知らされないことから。 「 春はあけぼのとの違い 」⇒「春はあけぼの」は、「眠り」については一切触れない。 ということでしたね。 日本は四季が豊かな国です。 この記事をきっかけに、「季節を楽しむ」という意味で 「春眠暁を覚えず」を使ってみてはどうでしょうか? The following two tabs change content below. この記事を書いた人 最新の記事 大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。
『春暁(春眠暁を覚えず)』 ここでは、中国の詩人、 孟浩然 が詠んだ漢詩「 春暁 」の原文(白文)、書き下し文、現代語訳・口語訳、文法解説(五言絶句・押韻・対句の有無など)を記しています。 原文(白文) ※左から右に読んでください。 春 眠 不 覚 暁 処 処 聞 啼 鳥 夜 来 風 雨 声 花 落 知 多 少 書き下し文 春眠暁を覚えず しゅんみんあかつきをおぼえず 処処啼鳥を聞く しょしょていちょうをきく 夜来風雨の声 やらいふううのこえ 花 落 知 多 少 花落つること知る多少 はなおつることしるたしょう 現代語訳(口語訳) 春の眠りは心地がよく、夜が明けるのも気づかないほどです。 あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきます。 そういえば昨夜は風雨の音がしていたな。 いったいどれほどの花が散ったことでしょうか。 ■ 次ページ:五言絶句・押韻・対句など
ミニ知識 2020. 03. 19 春になるとほんわり温かくて気持ちよく、いくらでも寝れるようになってしまいます。 …冬もいくらでも眠れるんですが、起きた時暖かいので春は寝起きが幸せです。 そんな、朝寝坊した春の朝頭に浮かぶのは「春眠暁を覚えず」という言葉です。 「春眠暁を覚えず」 は『 春暁(しゅんぎょう) 』というタイトルの漢詩の始めの句。 そこで今回、「春眠暁を覚えず」 の続き全文・読み方・意味・作者について調べました。 また、いつ(何月)なのか?・暁とは何時なのか? についても調べまとめました。 さらに、動画で「春眠暁を覚えず 『春暁』」の読み方も確認できるので、ぜひご覧になってみて下さい!
春暁 (しゅんぎょう) 孟浩然 (もう こうねん) 春眠不覚暁 春眠(しゅんみん) 暁(あかつき)を覚えず(おぼえず)、 処処聞啼鳥 処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞く、 夜来風雨声 夜来風雨(やらいふうう)の声(こえ)、 花落知多少 花(はな)落つること(おつること)知る(しる)多少(たしょう)。 解説 [ 編集] 漢文(かんぶん)とは、昔の中国の文章。漢文の原文は、漢字のみ。しかし、漢字だけでは、われわれ日本人が読みづらいので、古くから日本では、送り仮名をつけて読んでいた。「春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚えず(おぼえず)、」といった読み方は日本での読み方であり、べつに中国人が、こう読んでいるわけではない。また、日本語での語順と、漢文の語順はちがっている。文法が、中国語と日本語ではちがうので、語順がちがってくるのである。 形式 [ 編集] 四句からなる詩を 絶句 (ぜっく)といい、八句からなる詩を 律詩 (りっし)という。 絶句のうち、一句の字数が五字のものを 五言絶句 (ごごんぜっく)といい、一句の字数が七字のものを 七言絶句 (しちごんぜっく)という。 一句の字数は五字で四句からなるので、『春暁』の形式は五言絶句である。