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Design 2017. 04. 14 2017. 10 ネットワーク設計を行う際にどのような項目を検討すべきなのか、いつも迷って既存の設計書を見直してしまうので、検討項目(=設計書目次)のサンプルをまとめてみました。 スポンサーリンク ネットワーク構築の設計フェーズ ネットワーク構築の際には、要件定義→基本設計→詳細設計→構築とフェーズが進んでいきますが、検討する観点はどれも同じで、 要件定義:検討項目に関する要件をとりまとめる 基本設計:要件を実現するための設計方針を決める 詳細設計:決めた設計方針に従って機器のパラメータを決める のようなイメージを持っています。 ネットワーク設計の目次 私が使っているネットワーク設計の目次サンプルです。かなり細かいと思いますので、必要に応じて省略してご利用ください。 1. はじめに 1. 1. 目的 1. 2. ドキュメント体系 1. 3. 用語集 2. 構成設計 2. 1. 全体構成 2. 2. 物理設計 2. 2. 1. インタフェース設計 2. 2. ポート収容設計 2. 3. 物理構成図 2. 3. 論理設計 2. 3. 1. IPアドレス設計 2. 2. VLAN設計 2. 3. 論理構成図 2. 4. 命名規則 3. トラフィック設計 3. 1. トラフィックパターン一覧 4. 機能設計 4. 1. ルーティング 4. 2. NAT 4. 3. QoS 4. 4. VPN 4. 5. ロードバランス 4. 6. ファイアウォール 4. 7. IPS 4. 8. URLフィルタ 4. 9. アプリケーション制御 4. 10. アンチウイルス 4. 11. アンチボット 4. 12. サンドボックス 4. 13. MTA 4. 14. プロキシ 4. 15. DNS 4. 16. DHCP 4. 17. NTP 4. 18. SNMP 4. 19. syslog 4. 20. FTP/SFTP/SCP 5. 性能設計 5. 1. 回線性能 5. 2. ネットワーク 基本 設計 書 サンプル. 機器性能 5. 3. レスポンスタイム 5. 4. スループット 6. 信頼性設計 6. 1. 回線 6. 2. 機器 6. 3. モジュール 6. 4. インタフェース 6.
2 詳細設計書との違い 詳細設計とは、基本設計の次段階に位置する工程です。基本設計は何を作るか(WHAT)を定めるのに対し、詳細設計ではどう作るか(HOW)を定めます。そのため、基本設計はクライアントも一緒になってこの仕様で問題ないかを確認しながら設計書を作成していきますが、詳細設計はSE(システムエンジニア)が自社のプログラマーに向けて、プログラミングができるように細かい設計を行う工程になるので、詳細設計書は納品しますが設計段階の内容をクライアントが確認することはあまりありません。 かんたんでシンプルなシステム開発の場合、詳細設計自体をしないという場合もありますが、ある程度以上の規模のシステムとなると機能が複雑になるので、詳細設計をしっかり行うことが実際のプログラミング工程を効率化するために重要となります。 基本設計書の内容 ここまでご説明したとおり、基本設計はクライアントが求める機能を定めるために欠かせない工程です。しかし、実際に基本設計書にはどのような内容を記載すればよいのでしょうか。 ここでは、基本設計書に含まれることの多い内容について、詳しく解説をしていきます。 2. 1 業務フロー システムを構築するにあたって、ユーザーがどのような手順(フロー)で業務を進めるのか、しっかりと把握しておく必要があります。 一連のフローを確認せずにシステムを構築してしまうと、業務全体で見たときに、思わぬ問題が発生してしまうこともあるでしょう。 そのため、ユーザーの業務フローの確認はしっかり行い、必要な機能を抽出、設計書に落とし込む必要があるのです。 2. 2 機能一覧表 構築するシステムの機能を一覧化したものです。 ただ、初期段階ですべての機能をまとめることは難しいでしょう。要件定義書を確認しながら、徐々に内容を拡充し、育てていくのが機能一覧表です。 また、機能一覧表は、構築の進捗確認にも活用されることがあります。 2. 基本設計における成果物一覧と書き方(基本設計書サンプルあり) | 若手エンジニアの羅針盤. 3 ネットワーク構成図 ネットワーク構成図は、その名の通りどのようなネットワークを構成すれば、システムの構築を実現できるかをまとめた図です。 外部との接続ポイントや、ネットワーク機器・共有機器の接続、共有機器の接続に必要なアドレスなどの情報を記載します。 2. 4 テーブル定義 データベースのテーブル定義をまとめたものです。 最低でも項目名、データ型、キー情報は定義、その他に長さや精度、定義内容も要素として追加してあげると分かりやすいでしょう。 また、テーブル定義書は、システムの引き継ぎ時に欠かせないものなので、しっかりと作成する必要があります。 2.
拡張設計 設計方針 拡張設計の大方針を定義します。 物理 拡張設計 物理要素(拠点・回線・機器・モジュール)の拡張可能本数・台数を記載します。 論理 拡張設計 論理要素(VLAN数・経路数・Macアドレス数等)の拡張可能本数・台数を記載します。 保守運用設計 設計方針 保守設計の大方針を定義します。 監視設計 監視対象・監視手法・監視項目を記載します。 ログ設計 ログ取得機器・ログ取得項目・世代管理方式を記載します。 NTP設計 時刻同期先のサーバ指定、NTP関連設定値を記載します。 パケットキャプチャー設計 パケットキャプチャーの方式・取得内容・キャプチャーファイルの保管方式を記載します。 保守設計 保守対象一覧 保守機器を定義します。 構成管理設計 構成管理資料の定義、各資料の管理方法・更新フローを記載します。 障害対応設計 障害時の対応窓口・体制図・障害対応フローをを記載します。 Appendix 機器諸元 導入機器の情報(メーカ名、型番、重さ、大きさ、消費電力)を記載します。 まとめ 最後までお読み頂きましてありがとうございます。 私がネットワークエンジニアとして初心の時に以下の参考書にて設計スキルを身につけました。 非常に良本ですので、よりネットワーク設計スキルを高めたい方は一度ご覧ください! 投稿ナビゲーション
登場人物 名前: スーさん。(SUさん) 仕事: 神戸のソフトウェア会社W社でSEをやっている 最近の心配事:テレビアニメ版「東京喰種トーキョーグール」のキャラクターが、マンガのイメージと違って困惑している事。実は、原作厨なんです。 名前: ター坊 仕事: 無職。仕事を探している。 最近の心配事:血糖値が上がっていて糖尿病が心配。大好きなパンケーキを食べられない事。 ある日のこと。。。。 ター坊 ねぇねぇ。スーさん。 スーさん こないだ要件定義フェーズを教えてもらったよね。 要件定義書って何?書き方と目的、要求仕様書、RFPとの違いまとめ ああ。そうだったね。 この要件定義フェーズは、なんとか分かったよ。 おおー!。スゴい。 理解が早いね。 で、続きを教えてほしいんだ。 確か、石鹸だったけ? あ、ちがった。石灰か? いや、違う。これだ! あ、そうそう、雪渓 (せっけい) だった。 雪渓(せっけい)とは、高山など標高の高い場所の谷や沢の積雪が溶けずに残った地帯。または積雪で覆われた渓谷。 (出典: 渓) 設計だろ!(わざとか?めんどくさい。わざわざWikipediaから引用すな!)
画面入出力項目一覧 画面の入出力を明確にする資料。 項目毎に下記のような内容を整理する。 画面入出力項目で整理する内容 入力制御:入力無効(disabled)制御 表示桁数:表示桁数 入力桁数:入力可能な最大桁数 データ型:データ型を記述(文字列や数値) 文字種 :全角または半角 入力制約:値範囲や入力文字制約等 初期表示:初期表示有無、表示値 出力仕様:計算式、色装飾等 必須入力:必須かどうか 2-2-5. 画面アクション定義 画面操作におけるシステム動作を明確にする資料。 マウスイベントや入力チェック等の動作を決める。 画面アクションでよく使われるイベント ・要素がクリックされた時 ・要素にマウスカーソルが乗った時 ・要素からマウスカーソルが離れた時 ・右クリックされた時 ・ページ読み込みが完了した時 2-3. 帳票設計 帳票設計として整理する資料は下記の5つ。 帳票一覧や帳票概要は要件定義で整理したものから大きな変更は無い。(要件定義で整理していなければ基本設計で整理したい) 基本設計では「レイアウト決定」、「出力項目一覧の整理」、「編集定義の決定」の3つが主な作業となる。 2-3-1. 帳票一覧 2-3-2. 帳票概要 2-3-3. 帳票レイアウト ☆ 2-3-4. 帳票出力項目一覧 ★ 2-3-5. 帳票編集定義 ★ 2-3-1. 帳票一覧 プロジェクトで開発する帳票を一覧にまとめた資料。 要件定義で一覧表を作っていれば基本設計では流用するだけだが、もし作っていなければこのタイミングでも一覧を整理しておきたい。 2-3-2. 帳票概要 帳票の出力場所や業務上の用途が分かる資料。 こちらも要件定義工程で整理している資料だが、もし整理できていなければ基本設計工程で整理したい。 発行タイミングや発行量(ページ数)は、システム機能設計をするうえでも考慮すべきポイントになってくる。 2-3-3. 帳票レイアウト 帳票の具体的なイメージを明確にする資料。 要件定義ではざっくりとしたイメージでも良かったが、基本設計では項目の位置を後述の「帳票出力項目一覧」と合うように決める必要がある。 2-3-4. 帳票出力項目一覧 帳票に表示する項目の内容を具体的に述べた資料。 下記のような内容を項目毎に整理する。 フォント種類: 印字される文字フォント種類(例:MSゴシック) フォントサイズ: 印字される文字フォントサイズ 文字揃え: 文字の配置(例:左揃え、中央揃え、右揃え) 表示桁数: 表示桁数(最大) 内部桁数: 非表示部分を含めた総桁数 フォーマット: 表示フォーマット(例:YYYY/MM/DD) 出力編集: 出力ルール(例:計算方法等) 出力ルールが複雑な項目は後述の「帳票編集定義」に記載する。 2-3-5.
業務要件(※1) 1-1. システム化の目的・背景・狙い 1-2. ビジネスプロセス関連図 1-3. 業務機能構成表 1-4. ビジネスプロセスフロー 1-5. システム化業務フロー 1-6. 業務処理定義書 2. 機能設計 2-1. システム方式 2-1-1. ハードウェア構成図 2-1-2. ソフトウェア構成図 2-1-3. ネットワーク構成図 2-1-4. アプリケーション機能構成図 2-2. 画面設計 2-2-1. 画面一覧 2-2-2. 画面遷移図 2-2-3. 画面レイアウト 2-2-4. 画面入出力項目一覧 2-2-5. 画面アクション定義 2-3. 帳票設計 2-3-1. 帳票一覧 2-3-2. 帳票概要 2-3-3. 帳票レイアウト 2-3-4. 帳票出力項目一覧 2-3-5. 帳票編集定義 2-4. バッチ設計 2-4-1. バッチ処理一覧 2-4-2. バッチ処理フロー 2-4-3. バッチ処理定義 2-5. テーブル・ファイル要件 2-5-1. テーブル関連図 2-5-2. テーブル・ファイル一覧 2-5-3. テーブル・ファイル定義 UD図 2-6. 外部インターフェース設計 2-6-1. 外部システム関連図 2-6-2. 外部インターフェース一覧 2-6-3. 外部インターフェース定義書 2-6-4. 外部インターフェース処理概要 3. 非機能要件(※1) 3-1. 可用性 3-2. 性能・拡張性 3-3. 運用・保守性 3-4. 移行性 3-5. セキュリティ 3-6. システム環境・エコロジー ※1業務要件と非機能要件は、要件定義書が無い場合に基本設計工程にて整理する。要件定義書に書かれている場合は作成不要。 1. 業務要件に関わる成果物 業務要件の認識に違いがあると、機能追加や修正の発生するリスクが高くなってしまうため、本来は要件定義工程で業務要件を整理することが望ましい。 設計を進めていく中で業務要件の修正加筆が発生することもあるが、そういう場合はユーザー企業とITベンダとの双方合意の元で、要件定義書を修正するのが正しい流れである。 一方で、業務要件が整理できていない場合は、基本設計工程で要件を確認しなければならないため見積りブレのリスクは高くなる。だが整理できていないものは仕方ないので基本設計工程からでも要件を整理したい。 業務要件は下記5つの資料でまとめられる。 1.